高血圧予防のための減塩生活
和食というと、世界の料理の中でも健康的なイメージがありますよね。
日本は世界的な長寿国でもあり、和食が無形文化遺産にも登録されて以来更にその良さが見直されています。
しかし、高血圧予防という観点からみると、和食は注意が必要なのです。
醤油や味噌など、塩分の高い調味料を使用することが多いので、洋食に比べるとどうしても塩分が高くなりがちです。
WHOでは1日の塩分摂取量を6gとしていますが、日本人は12g以上とっている人も少なくないとか。
塩分の取りすぎは高血圧に繋がります。
和食はヘルシーですが、特に血圧高めの方は薄味を心がけることが大切なのです。
減塩のために意識すること
減塩のポイントとして手軽にできることは、漬物やつくだ煮などのいかにもご飯のおかずになるしょっぱいものは控えることです。
しょうゆやソースなどは、食品にかけてしまうよりも、小皿に出してつけて食べる方が減塩になります。
また毎日飲むことが多いお味噌汁は、だしを利かせたり、豆乳や牛乳などを入れてコクを出すと、味噌が少なくても美味しく食べれます。
これから出番の多い鍋ものも水分が多い分、塩分が高くなるので、食べすぎには注意が必要です。
ラーメンなど麺類のつゆも、かなり塩分が高いので、味見程度にして残すように心掛けた方がよいでしょう。
練り製品やベーコンなどの加工肉も、加工の段階でかなり塩分が入るので、避けた方が良いです。
また、煮物のように味がしみ込む料理より、照り焼きのように表面だけにしっかり味をつける調理法の方が減塩になります。
工夫次第で減塩は手軽にできるので、高血圧ではない方も、予防のために生活に取り入れることをお勧めします。